ようやくまとまった卵を収穫することができました。
卵の大きさは、直径0.7~0.8㎜と小型です。色は透明で水面に浮かんでおり、油球が光を反射しキラキラと輝いています。
せっかくなので、アカハタの卵発生を観察しました。
嚢胚期:細胞が卵黄面を覆いかぶさるように移動していきます。
胚体出現期:細胞が卵黄面の殆どを包み込むと、魚になる部分(胚体)が出現します。
原口閉鎖期:細胞が卵黄面を完全に包み込み胚体がはっきりとします。
胚体駆動期~孵化直前:胚胎が完全に出来上がり、卵の中で体を捻るような動作を行います。
孵化仔魚:孵化しました。体のパーツは貧弱でお腹には、お弁当(卵黄)がついています。
卵発生から孵化まで、ざっくり1日半ほどかかりました。
生まれたての魚は、全長が2~3㎜弱、卵黄が吸収されるまで水槽内を漂う事になります。次回は、孵化仔魚が口を開くまでの変化を報告できればと思います。
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